ミニバス選手おすすめのスキルトレーニング

バスケットの進化と共に、ミニバス世代のスキルレベルはかなり上がっているように思います。また先日、海外のコーチからも聞いた話なのですが、育成年代のスキルだけで見ると海外よりも日本選手の方が上手だということ。

それだけミニバス世代のスキルレベルが上がっているのも事実です。

皆さんは普段どんな練習を行っていますか?

そこで、今回はミニバス選手のおすすめのスキルトレーニングと私の考えをいくつか紹介します。

① 2つのハンドリング

バスケットボールには2つのハンドリングが存在します。

1.ボールハンドリング・・・ボールの操作

2.ボディハンドリング・・・体の操作

これら2つの役割をきちんと分けて練習する必要があります。特にミニバス、中学生世代は、ボディハンドリングのスキルが足りない気がします。この2つのハンドリングを使い分けて、試合でも抜けるフットワークを身に付ける必要があります。

2つのハンドリングについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

② 2ボールハンドリング

ミニバス世代の選手がはじめに取り組んでほしいドリルが2ボールハンドリングです。言葉通り、ボールを2つ使い、ボールハンドリングを鍛えます。

中には、「ボールを2つ使うのは試合だとありえないから無意味だ」との意見もあるかと思いますが、私はミニバス世代の選手には必須だと思っています。なぜなら、「運動能力向上」が期待できるからです。

コーディネーション要素を取り入れることでバランス感覚やリズム感、反応速度が磨かれます。ゴールデンエイジ期とも言われる9~12歳世代の選手が実施することで神経系が発達し、運動能力を向上させます。

YouTubeやSNSにも2ボールハンドリングのメニューはたくさんあるかと思いますが、こちらも参考にしてみて下さい。

③ テニスボールを使ったハンドリング

このドリルもコーディネーション要素を含んだハンドリングメニューです。判断力や瞬発力と共に、バスケットボールに必要なハンドリングスキルも養うことができます。

バスケットボールをつきながら前を向き、テニスボールをキャッチしたり投げたりと最初はかなり難しいですが、その分できた時の喜びも多くありますので、是非動画もチェックして、実践してみて下さい。

④ スキップ系のハンドリング、フットワークドリル

バスケットボールで、リズム感はすごく大事になります。スピードだけでなく、緩急を使ってディフェンスを抜けるようになるには、リズムの変化が必要不可欠です。そのため、スキップ系のハンドリングはとてもおすすめです。

スキルとしては、フロートやインバートなどといったドライブの仕掛けとなるフットワークも練習する必要があります。

気になる方は、こちらもチェックしてみて下さい。

⑤ 他競技から養う基礎体力

バスケットボールに限定せずに他の競技も経験することはとても重要です。NBAで有名なルカ・ドンチッチ選手はサッカーが上手いそうですし、レブロン・ジェームズ選手はアメフトもやっていました。

分かりやすい例でいうと、サッカーや水泳をやれば基礎体力が身に付きますし、テニスやバドミントンをやれば前後左右の移動、強度の強いフットワークが身に付きます。さらに対人スポーツであれば、状況の応じた判断力、駆け引きも学ぶことができます。

私がバスケットを始めたころに母親に勧められたのは、「ダンス」でした。母親はダンスを習えばリズム感が良くなるんじゃない?と、小さい頃の私に勧めましたがシャイだった私は人前で踊るなんて想像しただけでも恥ずかしくて、頑なに断っていました。しかし、今考えるとバスケットは本当にリズムが大事。特にフットワークを鍛えるには持ってこいの競技なのかなと思います。現に、今はリズムトレーニングという、競技力向上のためにトレーニングコーチがいるくらいです。それだけスポーツにおいて「リズム」は重要なことが分かりますね。

⑥ 何かに特化した選手はまだ必要ない

子どもの成長は選手によって変化します。成長が早く、周りの友達よりも大きい選手はチームにも何人かいるかと思います。しかし勝つことばかりを優先し、身長が大きいからといってリバウンドとゴール下のシュートだけになってしまうと、中学校で身長が伸びなかった選手ができるプレーは、ミニバスで役割だったリバウンドとゴール下のみ。周りの友達はどんどん身長も伸びてきて、活躍できなくなってしまう選手を私は何人も見てきました。

何かに特化した選手を育成するのではなく、背の低いガード選手だろうとポストアップを覚え、センターだろうとハンドリングやアウトサイドシュートを練習するべきです。

でも今のチームで役割が決まっているから、自分には必要ないという選手もいるかと思いますが、カテゴリーが上がればポジションも変わる。そのための準備は早い方が良いです。

そのあたりは学校やクラブの練習だけでは足りない部分ですので、ぜひFiNDのレッスンもご検討してみて下さい!

いかがでしたか?

今回は「ミニバス選手おすすめのスキルトレーニング」をテーマにお話ししていきましたが、色々な方法がある中で、幅広く様々なことにチャレンジすることがとても大切だと改めて感じたことと思います。

子どもがチャレンジできるように、考えたチャレンジに対してまずは褒めて、保護者もコーチも子どもたちと一緒に成長していくスタンスで頑張っていきましょう!

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